IFSC クライミング・世界選手権パリ 2016が開催されました

© Ryusuke Fujieda

スポーツクライミングが2020年東京オリンピックへの追加種目として決定後、初の世界選手権ということで世界中から多大な注目を集める中、9月14日〜18日に、フランスのパリで「IFSC クライミング・世界選手権パリ 2016」が開催されました。

日本チームは、ワールドカップランキングボルダリング男子1位の楢崎智亜、同2位の藤井快、女子2位の野中生萌、同3位の野口啓代を筆頭に、リード、ボルダリング、パラクライミング種目へ参加しました。
今大会は同時開催される複数種目に参加する選手もいましたが、日本チームは種目を絞って単種目での参加となりました。

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男子ボルダリング

男子ボルダリングは、2016年ワールドカップランキング1位の楢崎が予選を1位で通過するも、準決勝ではボーナスのアテンプト差というギリギリの滑り込みで決勝へ進出。今年のランキングでは21位だった堀創が、準決勝で完登者の少なかった第3課題をフラッシュし、決勝へと進みました。

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決勝では、準決勝最下位の楢崎が1番手で登場して第1課題、第3課題と完登し、最終第4課題をフラッシュすると、後続の選手のトライを残して、その時点で優勝を決めました。日本人選手が世界選手権で優勝するのは初の快挙となります。
もう一人決勝へと進んでいた堀は第1課題のみを完登し、6位となりました。

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女子ボルダリング

女子ボルダリングは世界選手権でこの種目6回目の出場となり悲願の初優勝を目指す野口、2回目の出場で優勝の期待がかかる野中が、予選ではそれぞれグループトップ通過、準決勝では野口が1位、野中が2位と順調に決勝へと進みました。

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決勝では野口が第1課題、第3課題をフラッシュ、第2課題も最初のトライでボーナスを取り、単独トップで最終課題へと進みました。最終課題では準決勝4位通過スイスのペトラが2トライで完登したため、野口は同じく2トライ以内で完登すれば優勝という状況でしたが、惜しくも完登ならず3位となりました。最終課題を持ち前のパワーを活かして完登した野中が野口を逆転し、2位に入りました。

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男子リード

男子リードは、2016年ワールドカップランキング7位で、今年のスイス大会では2位に入っている是永敬一郎が予選を1位タイで通過した後、準決勝ではギリギリ8位タイにつけ、日本人選手唯一の決勝進出者となりました。
決勝では惜しくも順位を伸ばせませんでしたが、堂々の8位となりました。

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女子リード

女子リードは、日本から唯一出場した小林由佳が予選を通過後、惜しくも準決勝敗退となり、決勝へは進出できませんでした。

パラクライミング

障害者クライミングのパラクライミングでは、視覚障害B1(全盲)の小林幸一郎、B2(強い弱視)の会田祥が揃って優勝、女子RP3(神経障害)で吉田藍香が3位に入賞しました。

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写真提供: 日本山岳協会、撮影: 藤枝隆介